不動産投資、成功の方程式

かつてはお世話になりました

不動産投資、成功の方程式 (朝日新書)
倉橋 隆行
朝日新聞出版
売り上げランキング: 5596
おすすめ度の平均: 4.0
5 不動産投資の王道
1 自社に誘導するための本
5 高校生に勧めたい本
5 タイトルどうりの本
4 不動産投資の教科書になるかも

数年前、投資に興味を持ち始めた頃、直接自分で不動産投資をするよりはリスクは少ないだろうと思い、REIT(不動産投資信託)を買ってみたことがある。
買って数カ月後には2倍になった。この時点で「何かヤバイ」と感じ売った。結果的には最高値で近いところで売ったことになる。その後そのREITはその高値の半分程度の価格だ。

投資の恐さを知った。

本書はREITの事を書いた本ではなく、自分自身で不動産を売買して資産運用することを勧めている本。
正直、自分はできないかなあ。

とは言え、いろいろ参考になるところがあった。 例えば

不動産を買おうと思ったら、物件を探す前に、まず先に銀行のローンを当たること。審査結果はだいたい6ヶ月間有効なので、いい物件が出たときに、すぐに決済するのだ。
審査のタイミングは、銀行の決算期など、相手が貸したい時期がいい、決算期は銀行も売り上げを上げるのに必死なので、審査も通りやすい。審査が通っていれば、あとは物件があればいいだけだ。(p126)

ということで銀行に融資を頼む時期もタイミングを考えないといけないと覚えておくことにした。

また、一般的には必要がないかもしれないが、相続税を心配するほどの資産がある家庭では

相続の場合、不動産をそのまま個人の資産として残しておくと、相続税が発生してしまうが、会社にしておけば、株式で相続されるわけだから、継承がしやすい。事業主で利口な人は、事業がある程度安定してきたときに、子どもに株などを贈与する。自宅も会社にする。とにかく自分の財産をなるべく減らさないといけない。(p204,p205)

という相続対策についても触れているので参考にできるところもあると思う。