生命保険「入って得する人、損する人」

アクチュアリーの保険解説

生命保険「入って得する人、損する人」 (講談社プラスアルファ新書)
坂本 嘉輝
講談社
売り上げランキング: 39542
おすすめ度の平均: 5.0
5 保険数理人という保険のトッププロが易しく解き明かしてくれる。

3月のイベントに向けてひたすらお勉強。自業自得とは言え物好きだなあ。

ある程度保険については勉強していたし、某保険会社のシステム開発もしてたからある程度は知っている内容も多い。
でも普通の人には保険なんて一度入ったらそれっきりで興味も持たないだろうから、
こういう本でときどき振り返って見るのもいいかも。

そんな「魔法」のひとつに引っ掛かってしまったUさんのケースを紹介しましょう。
相談の内容は、「いま入っている生命保険の保険料が3ヶ月後から3倍になる。どうしたらいいだろうか」というものでした。
Uさんは40歳とまだまだ若いのに、保険料が3倍とはただごとではありません。保険証券を見せてもらったら、やっぱり10年前に転換していました。(p39)

と言うような保険についての「落とし穴」についてもわかりやすく記載してあるので勉強になった。

医療保険等についても、万が一を考えたら入っておかなくてはと思いがちだが、

入院や手術をして受け取れる保険金(数十万円)と同じくらいの余裕資金があるのであれば、あえて医療保険に入る必要はないかもしれません。
入院や手術が必要になったとしても、とりあえず、その余裕資金を取り崩して医療費の支払いに充てておき、
あとは「医療保険に入らないから保険料を支払わなくてもよいぶん」を貯めていくようにすれば、取り崩した余裕資金を回収するまでにそれほど時間はかからないでしょう。(p172)

ということで一考の余地がありそう。