「ねんきん定期便」活用法 サラリーマンのための年金とお金の講座

「年金太郎」さんと「年金次郎」さん

「ねんきん定期便」活用法 サラリーマンのための年金とお金の講座 (朝日新書)
首藤 由之
朝日新聞出版
売り上げランキング: 62351
おすすめ度の平均: 5.0
5 僕でも年金制度がわかった!
5 こんなにわかりやすい年金本はない!
5 「これで老後が安心」稼ぐ力、貯める力で生きていける!!

この手の本を読んでいると、以前、某中央省庁の案件に関わってた頃を思い出すことがある。
約一万パターンのテスト項目とか作成して、ひたすらチェックしていたなあ。 あの頃、一緒に仕事をしていたメンバーはみんなバラバラになったがみんな元気にしているだろうか...。

それはともかく、この本はこれから定期的に送付される「ねんきん定期便」を上手に利用して自分が貰える大体の年金額を算出したり、
自分のライフプランを考えてみたりするキッカケになる本だと思う。

ねんきん定期便」の見方も分かるのでこの本を片手に自分の年金を考えてみると良いかも。

ねんきん定期便」は年金加入者ら全員に国から送付されるものですが、加入者の方が申し込めばインターネットを通じても自分の年金情報を確認することができます。
ねんきん定期便」にもっとも近い情報が得られるのは、社会保険庁の「年金個人情報提供サービス」です。 面倒な手続きは必要ありません。社会保険庁のホームページから、住所・氏名や基礎年金番号などを打ち込んで申し込めば、本人確認ができた場合に、
社会保険庁から「ユーザID」と「パスワード」が自宅に郵送されてきます(ただし、共済組合に現在加入中の人はこのサービスを利用できません。(p82)

とあるのでWeb上でも調べることも可能らしいが、今現在、社会保険庁のホームページは引越し中らしいので順次、日本年金機構のホームページに機能が移動するものと思われる。

また、ちょっと前に話題になった離婚時の「年金分割」について、

ご安心ください。離婚を考えている、いないにかかわらず、パートナーに気づかれずに情報を集めることができます。50歳以上の人なら年金見込額も知ることができます。
まずは、住所地の社会保険事務所に行って、「年金分割のための情報提供請求書」を提出してください(手続きには、自分の年金手帳と戸籍抄本が必要です)。(p255)

ということである程度の情報が得られるということも記載されているので参考になる方には有益にしていただけるかと..。

こういうことからも「寒い時代とはおもわんか。」と言うセリフを思い出さずにいられなかったが、それ以前の問題の自分自身にとっては詮ないことではあるか。