経済を動かす単純な論理
証券化とバブルについて
経済を動かす単純な論理
posted with amazlet at 09.12.23
櫻川昌哉
光文社
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投資、金融の原理・本質から経済をわかりやすく解説した画期的良書複雑そうに見える物事の本質を単純に解説
表題通りに、現在の経済の危機も含めてわかりやすく説明している
なぜ証券化を繰り返すごとに債券価格は上がるのか?
金融技術の説明からどのように証券化という流れが生まれ、やがてバブルとなり崩壊していくという過程を
比較的わかりやすく説明していると思う。
特に当初はリスク分散の考えから生まれた証券化の技術がいつしか過度に過信されてバブルが発生し、
弾けた途端に一斉に逆流した結果、膨大な富が失われていった経緯がよく分かった。
理論的にバブルが説明でき、かつ管理されるとしても、自分がその渦中にあるときに
果たして冷静に判断できるだろうか。今のところ自信が無い。